けのにき

やったことや、おもったこと

嵐のときは外に出るか?

 感情は自然のものだ。まだ確信はないが、少なくとも「私の感情」という固定で固有のものはない。ふと湧き、流れて、そのうち過ぎ去る、自然のものだ。

 

 あるとき、煩悩が

「私のことを歯牙にも掛けない人気者は気に入らない」と不躾に言う。


 いっぽう、理性が

「そうなんだね。ちょっとジャンプしてみたほうがいいよ。モヤモヤを吹き飛ばそう」

「目の前のことを一つ一つやったほうがいいよ」

「いま幸せか心に問うたほうがいいよ」と躾けのために言う。


 天気が大荒れのときは外に出ないほうがいいように、感情の嵐のときは外に出ないほうがいい。


 と思った。